離婚後の生活について、少しずつ状況が整理できてきた。
そろそろ、次の一歩として仕事のことを考え始めた。
そんな40代・50代の方に向けて、この記事では仕事探しの具体的な進め方をお伝えします。
専業主婦期間が長かったり、しばらく仕事から離れていたりすると、「今さら自分に働き口があるのだろうか」と不安になるのも当然です。
まだ気持ちの整理がついていない、生活の立て直し方から知りたいという方は、先に[40代で離婚・一人暮らしになったら|不安な気持ちと生活の立て直し方]もあわせてご覧ください。
離婚後、無職から仕事を探す40代・50代が直面する壁
離婚を経て、いざ仕事を探そうとすると、想像以上にいくつもの壁にぶつかります。
まずは、多くの人が直面する現実を整理してみましょう。
専業主婦期間が長いと「経験なし」とみなされやすい
長く専業主婦をしていた場合、履歴書の職歴欄が空白に近い状態になることがあります。
企業側は即戦力を求めることが多く、「経験者優遇」と書かれた求人も少なくありません。
家庭を支えてきた経験は本来大きな力ですが、それが職歴として評価されにくいのが実情です。
年齢的に選べる求人が限られる
40代・50代になると、応募できる求人の幅が狭まってきたと感じる方も多いはずです。
「若手中心」「未経験不可」といった条件が付いている求人もあり、選択肢が限られてしまうことがあります。
こうした状況が続くと、仕事探し自体に疲れてしまうこともあるでしょう。
仕事と同時に住まいの問題も抱えている場合が多い
離婚後は、仕事だけでなく住まいの問題も同時に抱えているケースが少なくありません。
保証人がいない、まとまった初期費用が用意できないなど、賃貸契約のハードルが仕事探しよりも先に立ちはだかることもあります。
仕事と住まい、両方を同時に解決できる方法があれば、この壁は大きく下がります。
仕事探しにはどんな選択肢があるか
仕事を探すといっても、方法はひとつではありません。
ここでは代表的な3つの選択肢を、それぞれの特徴とあわせてご紹介します。
マザーズハローワークなど公的な就労支援
マザーズハローワークは、子育てをしながら働きたい方を主な対象とした公的な就労支援窓口です。
子どもの預け先に関する情報提供や、両立しやすい求人の紹介など、きめ細かなサポートが受けられます。
ただし、子育て中でない方や、住まいの確保まで含めたサポートを求めている方にとっては、支援の範囲が限定的に感じられることもあります。
公的機関ならではの安心感がある一方、就労までにある程度時間がかかることも多いです。
一般のパート・アルバイト求人
求人サイトや折込チラシなどで探す、一般的なパート・アルバイトの求人です。
住み慣れた地域で働けることや、求人数の多さが魅力です。
一方で、年齢を理由に応募を見送られたり、面接まで進めなかったりするケースも少なくありません。
また、住まいの問題は別途自分で解決する必要があります。
住み込みで働けるリゾートバイト
観光地のホテルや旅館などで、住み込みで働く仕事です。
多くの求人で保証人が不要で、寮費や食費がかからない、または低く抑えられているのが特徴です。
仕事と住まいを同時に確保できるため、離婚後に両方の問題を抱えている方にとっては、負担を大きく減らせる選択肢になります。
未経験からでも始めやすい求人が多いのも特徴です。
一方で、生活の拠点そのものが変わるため、環境の変化に対する心構えは必要になります。
こうして並べてみると、それぞれ向いている状況が異なります。
子育て中で地域に密着したサポートを求めるなら公的支援、住み慣れた土地で働きたいなら一般求人、そして仕事と住まいを同時に解決したいなら住み込みの仕事、というのが大まかな目安です。
離婚後、無職の状態から仕事と住まいを同時に立て直したいという方にとっては、住み込みで働ける仕事が特に現実的な選択肢になりやすいといえます。
なぜ「住み込みで働ける仕事」が選ばれているのか
先ほどの比較でも触れた通り、住み込みで働ける仕事には、離婚後の状況と相性が良い特徴がいくつかあります。
ここでは、その理由をもう少し詳しくご紹介します。
保証人なしで住まいと仕事が同時に確保できる
離婚後、賃貸契約で保証人が見つからず、住まい探しにつまずく方は少なくありません。
住み込みで働ける仕事の多くは、寮が用意されているため、個人で賃貸契約を結ぶ必要がありません。
結果として、保証人がいないことが仕事探しの障害になりにくいのが大きな特徴です。
仕事が決まれば、住む場所も同時に決まる。
この仕組みが、離婚後に住まいと仕事を同時に失った状態からの立て直しを後押しします。
未経験から始められる求人が多い
客室清掃や調理補助、洗い場など、特別な資格や経験を必要としない求人が多く用意されています。
専業主婦期間が長く、職歴に不安を感じている方でも、応募のハードルが比較的低いのが特徴です。
「経験者優遇」の求人が多い一般的な転職市場と比べると、間口の広さを感じられるはずです。
生活費を抑えながら収入を得られる
寮費や食費が無料、または低く抑えられている求人も多くあります。
家賃や光熱費といった固定費の負担が軽くなることで、収入をそのまま貯蓄に回しやすくなります。
生活の立て直しを図るうえで、支出を抑えながら収入を確保できる仕組みは、大きな助けになります。
40代・50代でも採用されやすい職種
リゾートバイトには幅広い職種がありますが、その中でも40代・50代の方が採用されやすい傾向にある仕事をご紹介します。
客室清掃
宿泊施設の客室を清掃する仕事です。
決まった手順を一つずつこなしていく作業が中心で、接客の機会が少ないのが特徴です。
体力を使う場面はあるものの、重い荷物を運ぶような負担の大きい作業は少なく、未経験からでも始めやすい職種です。
洗い場・裏方
レストランや厨房内での洗い場、盛り付けの補助などを行う仕事です。
お客様と直接接する機会が少なく、自分のペースで黙々と作業したい方に向いています。
体力はある程度必要ですが、こちらも未経験者を受け入れている求人が多くあります。
設備管理・施設管理
施設内の設備点検や、簡単な補修などを行う仕事です。
前職で設備関連の経験がある方であれば、即戦力として採用されやすい職種です。
経験を活かしながら、新しい環境で働きたい方に向いています。
いずれの職種も、体力や希望条件に応じて選べるのが特徴です。
「まずは負担の少ない仕事から始めたい」という方は、客室清掃や洗い場から検討してみるとよいでしょう。
リゾートバイトの始め方
住み込みで働ける仕事に興味を持ったら、次は実際の始め方を見ていきましょう。
派遣会社に登録する
リゾートバイトの求人の多くは、専門の派遣会社を通じて紹介されています。
派遣会社に登録すると、希望条件に合った求人を紹介してもらえるため、自分一人で求人を探すよりも効率的です。
なお、派遣会社への登録は一社に限定する必要はなく、複数の会社に登録して求人を比較することも可能です。
ただし、同じ求人に対して複数の会社を通じて重複して応募することは避けましょう。
どの派遣会社経由で応募したかが分からなくなり、後のトラブルにつながる可能性があります。
複数登録して比較検討しつつ、応募する際は一つの求人につき一社を通す、という点だけ意識しておくと安心です。
希望条件を整理する
登録前に、自分の希望条件をある程度整理しておくと、紹介がスムーズに進みます。
確認しておきたい主なポイントは以下の通りです。
- 個室寮かどうか
- 食事(まかない)が付いているか
- 交通費が支給されるか
- 勤務期間(短期か長期か)
- 勤務地の希望エリア
これらを整理しておくことで、自分に合った求人を紹介してもらいやすくなります。
面接・電話面談から勤務開始までの流れ
派遣会社に登録すると、まず希望条件に合う求人が紹介されます。
その後、電話面談のみで採用が決まるケースも多く、対面での面接が不要な求人も少なくありません。
条件に合意できれば、勤務開始日を調整し、実際に働き始める流れになります。
思い立ってから実際に働き始めるまでの期間が短いのも、リゾートバイトの特徴の一つです。
まとめ|まずは情報収集から始めてみる
離婚後、無職の状態から仕事を探すのは、決して簡単なことではありません。
専業主婦期間の長さや年齢を理由に、不安を感じることもあるでしょう。
ただ、選択肢はひとつではありません。
マザーズハローワークなどの公的支援、一般のパート・アルバイト、そして住み込みで働ける仕事。
それぞれに向いている状況が異なります。
中でも、仕事と住まいを同時に確保したいという方にとっては、住み込みで働ける仕事が現実的な選択肢の一つになります。
まずは派遣会社に登録し、どんな求人があるのか、情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。
焦らず、自分に合った一歩を選んでいきましょう。
離婚後の再出発では、
仕事を見つけることだけがゴールではありません。
「住む場所も不安」
「貯金が減っている」
「これからどう生活を立て直せばいい?」
そんな悩みがある方は、
住み込みで生活を立て直す方法も参考にしてください。


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