離婚をきっかけに、40代で一人暮らしを始めた。
そんな状況に置かれると、将来への不安や、誰にも言えない孤独感に押しつぶされそうになることがあります。
「このままではいけない」と分かっていても、何から手をつければいいのか分からない。
そんな方も多いのではないでしょうか。
この記事では、今の状況を整理する方法から、頼れる公的な相談窓口、そして同じ経験をした人たちの声まで、順を追ってご紹介します。
焦らなくて大丈夫です。
まずは、自分の状況を知ることから始めましょう。
まず、今の自分の状況を整理する
離婚後の生活を立て直すには、まず自分が今どんな状況にあるのかを、冷静に把握することが大切です。
気持ちが不安定なときほど、状況を紙に書き出してみると、次にすべきことが見えてきます。
貯金・当面の生活費はどれくらいあるか
まず確認したいのが、今どれくらいのお金で生活できるかです。
貯金がどれくらいあるか、毎月の支出はいくらか、一度書き出してみましょう。
「あと何ヶ月くらいなら今の生活を続けられるか」が分かるだけでも、気持ちに少し余裕が生まれます。
健康状態に不安はないか
体調や心の状態も、今後の選択に大きく関わってきます。
無理をして働き始めても、体調を崩してしまっては元も子もありません。
今の自分が、どれくらい動ける状態にあるのかを、正直に見つめてみてください。
頼れる家族・友人はいるか
一人で抱え込む必要はありません。
家族や友人に、今の状況を話せる相手がいるかどうかも、大切な確認ポイントです。
もし身近に頼れる人がいなくても、後述する公的な窓口が力になってくれます。
今の住まいはどうなっているか
今の住居に住み続けられるのか、それとも新しい住まいを探す必要があるのか。
保証人がいない場合、賃貸契約のハードルが高くなることもあります。
住まいの状況によって、今後取れる選択肢も変わってきます。
一人で抱え込まなくていい|相談できる公的窓口
自分の状況が見えてきたら、次は一人で抱え込まず、専門の窓口に相談してみましょう。
どこに相談すればいいか分からないという方のために、代表的な3つの窓口をご紹介します。
まず相談しやすい「自立相談支援機関」
生活困窮者自立支援法にもとづき、全国の自治体に設置されている無料の相談窓口です。
長野県内では「まいさぽ」という名称で設置されていますが、名称は自治体によって異なります。
お住まいの自治体名と「自立相談支援機関」で検索すると、最寄りの窓口が見つかります。
仕事、住まい、家計、心身の健康など、生活全般について専門の支援員が相談に乗ってくれます。
主な支援内容は以下の通りです。
- 相談・支援プランの作成
- 就労支援(仕事探し、履歴書の書き方、就労訓練)
- 住居確保給付金(家賃相当額の一定期間支給)
- 家計改善支援
- 生活保護など他の制度・専門機関への接続
「まず何から手をつければいいか分からない」という段階でも相談できる窓口です。
生活保護が必要な場合は「福祉事務所」
生活費のめどが立たない、生活そのものが立ち行かない場合は、お住まいの福祉事務所が窓口になります。
市部にお住まいの場合は市役所、町村部にお住まいの場合は県保健福祉事務所や町村役場が担当です。
「生活保護」と聞くとハードルを感じる方もいるかもしれませんが、まずは相談だけでも受け付けてもらえます。
一人で判断せず、専門の担当者に今の状況を話してみることから始めてみてください。
配偶者からの暴力が背景にある場合は「女性相談支援センター」
離婚の背景に、配偶者からの暴力があった場合は、女性相談支援センターに相談できます。
法律にもとづき、全都道府県に必ず1つ以上設置されている公的な窓口です。
該当する状況にある方は、一人で抱え込まず、こちらに相談することもできます。
同じ状況を乗り越えた人の声
ここまで、状況の整理方法や相談窓口についてお伝えしてきました。
ここからは、実際に同じような状況を経験し、少しずつ生活を立て直していった方々の声をご紹介します。
「保証人がいなくても、受け入れてもらえる場所があった」(Aさん)
離婚後、一人暮らしを始めようとしたAさんが最初にぶつかったのは、住まい探しの壁でした。
保証人がいない状態での物件探しは、想像以上に難航したといいます。
「無職の状態だった自分でも、住み込みで働ける環境なら受け入れてもらえました。
住まいと仕事を同時に確保できたことで、生活を立て直す最初の一歩を踏み出せました」と振り返ります。
「最初は不安だったけど、気づけば半年。生活リズムが戻ってきた」(Bさん)
40代という年齢や、仕事がないことへの不安を抱えながらも、Bさんは「このままではいけない」と、新しい環境に飛び込みました。
最初は戸惑いもあったものの、少しずつ仕事に慣れ、生活リズムも整っていったそうです。
「気づけば半年も経っていて、自分でも驚きました。
いつの間にか、笑顔で過ごせる時間が増えていたんです」とBさんは話します。
「人と話す時間が増えて、気持ちが前向きになった」(Cさん)
離婚後、一人で過ごす時間が増え、誰とも話さない日が続いていたというCさん。
「気力もなくなってしまって」と、当時を振り返ります。
そんなCさんが変わるきっかけになったのは、新しい環境で人と関わる機会が増えたことでした。
「最初は不安もありましたが、周りの人たちのおかげで、少しずつ心が軽くなっていきました」と語ってくれました。
働ける状態が整ってきたら|住まいと仕事を同時に確保する選択肢
状況を整理し、必要であれば公的な窓口にも相談した。
体調や気持ちが少しずつ落ち着いてきて、「そろそろ動いてみようかな」と思えるようになったら、次に考えたいのが仕事のことです。
ただし、無理に急ぐ必要はありません。
ここでは、体力や状況が整ってきた方に向けて、一つの選択肢をご紹介します。
住み込みで働ける仕事という選択肢
離婚後、住まいと仕事を同時に確保する方法の一つに、住み込みで働ける仕事があります。
保証人が不要なケースが多く、家賃や光熱費といった生活費を抑えながら働けるのが特徴です。
未経験から始められる仕事も多く、新しい環境で少しずつ生活のリズムを取り戻していく人もいます。
もちろん、誰にとっても最適な選択というわけではありません。
体力面や今の状況と照らし合わせながら、自分に合いそうかどうかを考えてみてください。
生活が少し落ち着き、
「そろそろ働きたい」
「住む場所と仕事を一緒に探したい」
と思えるようになったら、
住み込みの仕事も選択肢になります。
仕事が決まらない状態から、
住み込みで生活を立て直す方法はこちらで詳しく紹介しています。
▶ 仕事が決まらない・お金がない人へ|住み込みで生活を立て直す方法
詳しい仕事探しの進め方は、こちらでご紹介しています
住み込みで働ける仕事について、具体的な探し方や職種、始め方をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
⇒ 40代・50代、離婚後に無職から仕事を探すなら|リゾートバイトという現実的な選択肢
まとめ|焦らず、今できることから
離婚後の一人暮らしは、住まい、生活費、そして心の状態と、向き合うことがたくさんあります。
でも、一人で全部を抱え込む必要はありません。
まずは自分の状況を整理し、必要であれば公的な窓口に相談してみる。
気持ちや体調が整ってきたら、住まいと仕事を同時に確保できる方法を検討してみる。
どんなペースでも構いません。
今できることから、少しずつ始めていきましょう。
参考
- 厚生労働省|自立相談支援機関について
- 内閣府男女共同参画局|女性相談支援センターについて


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